「札幌開拓延命地蔵尊」。

(あしあと その728)

双子山の住宅街の中にある地蔵寺。昭和5年に開山した当時は、現在の大通西19丁目にありましたが、その土地が市有地であったことから、昭和31年に現在地に移転しました。お寺の御堂には、御本尊の「札幌開拓延命地蔵尊」が大切に祀られています。

思っていたよりも小さなお地蔵さまで驚きましたが、近くで接写するのがはばかられたので、ギリギリまで近づいて見ました。台座には「明治四年九月廿四日建之」と刻まれています。地蔵寺のHPによると、そのほかに「石工 滝上増太郎」と刻まれているそうです。

向かって右手の壁面に、お地蔵様の接写写真が掲げられていますが、微笑んだ御尊顔に心が癒されます。

明治4年建立のこのお地蔵さまは、札幌で最古の石仏とされています。地蔵寺のHPには、明治4年の建立当時は南1条西5丁目辺りにあったそうですが、その後市街地が拡張するに伴って西へ西へと移されていきました。明治35年頃にお地蔵様の頭部が失われ、それからは「首なし地蔵」と呼ばれてきましたが、大通西19丁目に移されたときに、篤志家の小川直吉氏が有志を募り、その地に地蔵堂を立てて大切に祀られることになりました。その後新川の大改修の際に失われた首が発見され、元の姿に戻って本堂に大切に安置されています。

0コメント

  • 1000 / 1000