「岩田德治翁顕彰碑」。

(あしあと その622)

苗穂神社の境内の一角に建てられている「岩田德治翁顕彰碑」。それは、神社の社殿に向かって左手にあります。

白御影石張りでできた台座の上に、黒御影石の石碑が置かれ、碑面には「岩田德治翁顕彰碑」と刻まれています。

碑の背面には、

「岩田徳治翁は明治二十七年札幌村丘珠に生る。農業に從事し後東区本町に移り大正十一年岩田建設の前身岩田組を創設、一条橋など名橋を架設、橋の岩田と稱された。

一方札幌村当時から消防組頭、消防団長北海道消防協会長など四十有余年に亘り自治消防に貢献された。

又昭和九年以来村議会議員、同十七年より議長として永らく村の発展に尽力し同三十年札幌市に合併後は市議会議員、道議会議員として長年地方自治に尽瘁せられた。

他面スポーツを愛し道及び日本ボブスレー・トボガニング連盟会長として活躍昭和四十七年には道議会札幌オリンピック特別委員長としてオリンピックに寄与された。

信仰心も篤く苗穂神社、北海道神社庁氏子及び法国寺、北海道東本願寺会館の総代長、代表なども歴任された。昭和五十二年には郷土の歴史を傳えるべく淨財をもつて札幌村郷土記念館を建設された。

この間自治庁長官表彰、札幌市発展貢献賞、昭和三十八年藍綬褒章、同五十三年交通栄誉緑十字金章、同五十七年には正五位勲三等瑞宝章、自民党総裁表彰など数々の顕彰を受けられた。

昭和五十七年二月二十日没享年八十九歳

昭和五十七年十月建之

岩田徳治翁顕彰碑建立期成会」

と刻まれています。

岩田徳治氏は、岩田建設の創始者です。岩田建設の前身である岩田組が手掛けた一条橋は、北海道で初めて作られた鉄筋コンクリートの橋で、当時の橋としては大掛かりな難工事でした。

歴史のあしあと 札幌の碑

ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑、記念碑が気になり始めてから、沢山の人にその存在を紹介してこうと思い、はじめはブログから始めました。札幌の歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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