「大谷地神社鎮座百年記念碑」。

(あしあと その621)

南郷通から小高い丘の上に登った閑静な森の中に、大谷地神社の境内が広がっています。その一角に「大谷地神社鎮座百年記念碑」があります。

白御影石でできた台座の上に、黒御影石の碑が置かれています。碑面には、「大谷地神社鎮座百年記念碑」と刻まれ、その下に「北海道神宮宮司 中野尹亮書」と添えられています。中野尹亮(ただすけ)氏は、北海道神宮の第20代宮司を務めた方です。

また、台座の正面には、「敬神」と刻まれた黒御影石がはめ込まれています。

碑の背面には、

「大谷地神社は、明治三十年岡田佐助外十六名の連名を以て、創設願を提出、同年九月三十日創立を許可されてより、本年平成九年は鎮座百年の風雪を刻む年となりました。

この間、大谷地地区氏子崇敬者は、開拓の守護神たる大国魂大神、大名牟遅大神、少彦名大神の三柱の大神を仰ぎ、国安民福を祈り、神社の護持、運営、祭典の興隆に尽くされました。又、先人たちは、鬱蒼たる原野を切り開き、厳しい自然環境の中で、この地を開拓されました。その根底にあるのは、朝夕に神々に祈りを捧げる報恩感謝の心で、日々切磋琢磨されたことに他ならないものであります。

この鎮守の森を中心に、氏子崇敬者が、心の拠り所として、地域の平安と、精神の安寧を祈り、平和で豊かな社会を切望し、神社の発展興隆に尽力されましたことは、我々が深く敬意と感謝を申し上げるところであります。

ここに、鎮座百年を迎えるに当たり、先人たちが受け継いでこられた敬神崇祖の火を絶やさないことを誓って、この記念碑に記す。

平成九年九月七日

大谷地神社 鎮座百年記念奉賛会 会長(略) 宮司(略)」

と刻まれています。

歴史のあしあと 札幌の碑

ふとしたことで、札幌とその近郊に残された石碑、記念碑が気になり始めてから、沢山の人にその存在を紹介してこうと思い、はじめはブログから始めました。札幌の歴史が刻まれてきた碑の数々を、後世に引き継いでいけたらと思います。

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