「山神」碑。

(あしあと その528)

円山の山頂にある「山神」碑。石碑の紹介を始めたころに、円山を登って見てみなければと思いながら、ずるずると日にちばかりが経ってしまいました。快晴の休日に少しばかり早起きをして、ふもとから登ってやっと自分の目で見ることができました。

軟石でできた自然石の碑面には、大きく「山神」と刻まれています。

側面には、「明治五年十二月」と刻まれています。

碑の台座の正面には、

「山神碑八十三周年再建

発見者 須藤與八

発起人 (13人の氏名と2つの団体名)

世話人 (3人の氏名)

昭和三十ニ年九月十ニ日」

と刻まれています。

円山の山頂には良石があり、現在もその岩肌が露出しています。開拓当初は円山から石材が産出され、石山で札幌軟石の採掘が盛んになるまで、建物の基礎などに用いられていました。その当時の石工たちが、作業の安全を祈願して作ったのがこの「山神」であると言われています。ところが、山頂に鎮座させる作業を半ばにして石工たちが本州に引き揚げてしまったことから、この石碑は山頂に埋もれた状態となってしまい、昭和21年に発見者である須藤氏がこの碑を見つけるまで放置されたっまでした。発見してしばらくは須藤氏が仮安置してお参りを続けていましたが、その後、関係者によって円山山頂に祀られることになりました。

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